こんにち、はなだよ。
今日はホラーテイストのマップ探索系ボードゲーム【丘の上の裏切者の館】について書いていくよ。
丘の上の裏切者の館は3~6人で遊べて、マップタイルを探索することでゲームを進めていくんだよ。
今回は5人で遊んだよ。プレイ時間は1ゲームだいたい30~45分くらいかかっちゃうから気軽にって訳にはいかないけど、駒を動かしてマップを探索するゲームが好きな人にはおすすめ。
用意されているシナリオも50以上あるから何度でも楽しめるよ。
で、丘の上の裏切者の館ってタイトルにもある通りたいていの場合一緒に探索する仲間のなかに「裏切り者」がいるんだけど…ゲーム開始時点では裏切者が誰かってことやシナリオもわからない状態なんだ。
あ、この「裏切り者が誰かすらわからない」っていうのは本人にもってことだよ。
正体隠匿系のゲームとは違って裏切り者が判明するその瞬間まで裏切り者本人ですら自分が裏切り者だってことを知らないっていうちょっと変わった特徴のゲーム。
前半は参加プレイヤーみんなで探索してマップを広げていくわくわく感を、後半は裏切り者が判明してそれぞれの思惑のために動くドキドキ感を味わえるよ。
今回の仲間たち。

丘の上の裏切り者の館はフィギュアも結構しっかり作ってあってとてもよい。
今回は男性2人の女性3人の計5人でやったよ。
性別も年齢も結構バラバラで中には9歳設定の女の子も居たりする。黄色い子がそうだよ。
私はランプのようなものを持って紫色の服を着た女性キャラをやったよ。
キャラクターは色分けされてるからわかりやすくていいね。
でもフィギュアの造形やイラストがかわいくない…。
海外製のボードゲームだから仕方ないかもしれないけどね!

丘の上の裏切り者の館の能力値はこんな感じ。
5角形のボードの4辺にあるのが能力値。
左から速さ、筋力、正気度、知識って感じ。
ホラーボードゲームには欠かせない正気度もしっかりあるね。
あと中央のキャラ絵の周りにちっちゃくあるのがキャラクターのプロフィール。
このプロフィールが裏切り者判定に関わってくる場合もあるよ。
今回私がやったヘザーは旅行とショッピングが趣味の18歳。
でも18歳には見えない…。
まだ何もわからない探索者たち。

丘の上の裏切り者の館開始時点ではまだ明確な目的もない。
ホラーゲームのお約束よろしく謎の屋敷に入ったら玄関の鍵が謎の力で閉ざされちゃったから脱出のために探索を開始!って感じでゲームスタート。
このときに使うマップタイルは玄関タイルを覗きランダム配置。
だから毎回違うマップで遊べちゃうんだよ。
今回は割と普通なお屋敷だったけど、2階へ上がる階段すぐ手前の横部屋が崩れた部屋っていう地下に落ちちゃうかもしれない罠部屋だったよ。
私(俺)なら平気って意気込んでこの崩れた廊下って部屋に入った探索者がことごとくこの穴から地下に落ちちゃって大変…。
あ、手番には自分のキャラのスピードの数までタイル上を移動できるんだよ。
移動した結果、引いたタイルにカードを引くようなイベントマークが書かれていたらまだ動ける数が残ってても移動終了。
他にも攻撃するなら攻撃1回とかアイテムの受け渡しとか細かいことルールもあるけどここでは割愛。実際遊ぶときに確認してね。
順調に進む探索、そしてついに…。

OMENカードを引いたら「怪異チェック」が発生、判定に成功すると探索者たちが置かれている状況…いわゆるシナリオが判明するんだよ。
オーメンってホラー映画が昔あったね。前兆や兆しって意味らしい。
判定は1と2と空白で構成された特殊なダイスを振って今まで出たOMENカードの数以下でシナリオ確定。
ようやく探索者たちが巻き込まれてしまった事件の概要を知ることが出来るんだね。
で、そのときに裏切り者も決定する。この裏切り者の条件はシナリオによってまちまちだから毎回誰が裏切り者になってしまうのかどきどき。
最初の頃はオーメンカードもそんなにめくれてないし、成功する確率は低いんだけどゲームが進んでいけばいくほどめくられてるオーメンカードは多くなるから怪異チェックの判定も成功しやすくなるんだよ。
協力してマップを探索してた私たちだったけど、2週目中盤のときに怪異チェックに成功。
割と早い段階での成功だったから部屋も充分に開けきってるとは言えずなかなか厳しい戦いになりそうだ。
開いたタイル名とOMENカードからシナリオ番号を確認。はてさて今回の裏切り者は誰だ?
キャラクターの能力値や年齢で決まる裏切者。
今回やった丘の上の裏切り者の館のシナリオでは「知性が1番低いキャラ」が裏切り者に決定。
あ、ここからはシナリオのうちの1つについてのネタバレがあるよ。大々的にはしてないけど少しでも気になるひとは気を付けてね!
どうやら裏切り者は自分以外の探索者をお友達の餌にするために招き入れたらしい…。
名前は忘れちゃったけど10代の男の子が裏切り者だった。
このとき英雄側(裏切り者じゃない方の陣営の事だよ)一人を除いた全員が上の階に登れる階段が見つかってない地下室をさまよっていたんだけど…その中に裏切り者も居たからさぁ大変。
基本裏切り者が決まったときに裏切り者に対して特殊能力や強力な助っ人キャラが追加されるんだけど、今回は次から次に生み出される使い魔みたいなやつだった。
この使い魔が強いのなんのって。一匹二匹ならたいしたことないんだけど、物量で攻めてくるから英雄側の数が減ってくると猛威。
お友達凶悪すぎる…。
一方通行の壁の向こうで立ち往生する味方。

テーブルからはみ出ちゃってるけど許して。
基本的に丘の上の裏切り者の館のマップタイルを置くときは黄色い枠で囲まれた入り口同士がくっついてないといけないんだ。
だけどたまーにイベントカードの効果で通り抜けられたりするんだ。
でもこのときに出たイベントカードは「壁」っていう一方通行で壁の向こうに行ける効果。
敵は来れない!けど下手したら自分も抜け出せないって状況。
でも空いてるタイルが少ないから勝利に必要な部屋を探して先に進む。
あ、英雄側と裏切者側では勝利条件が違ってて、お互いの条件はわからないんだよ。
相手の動きを見て判断していくしかないんだけど、裏切者の条件はたいてい英雄側を全員ロストさせるだよ(笑)
出入口が1か所しかないタイルばかり引き、実質ロストにも近い状況で奇跡的に勝利条件に必要なタイルを引き当てた黄色い少女。
彼女に出来るのはここでひたすらに祈りをささげるのみだった。
しかし結果は英雄側の負け。悔しい。
しかし黄色い少女の祈りはあと一歩のところで届かず、彼女を残して他の英雄はみんなロスト。
丘の上の裏切り者の館に足を踏み入れてしまった哀れな英雄たちは裏切り者のオトモダチの養分となってしまったのだった…。
というか真っ先に私のキャラと彼氏のキャラがロストしてしちゃったから実質二人で戦ってくれてたんだよね。
かなり不利な条件の中かなり粘ってくれた方だよ。むしろそうそうにロストして済まないって感じだった。
でも悔しい。くーやーしーいー。
丘の上の裏切り者の館にはこの気持ちがあるから何度でも遊びたくなっちゃうんだよね。
丘の上の裏切り者の館のまとめ。
丘の上の裏切り者の館は基本的にマップを広げてダイスを振るだけだから覚えることもそんなにないし、一回ルールを覚えちゃえばさくさく出来るよ。
怪異チェックに成功してシナリオが判明したときに読み込む時間が必要にはなるけどね。
裏切り者で勝てたときは他の探索者を出し抜けたっていう達成感があるし、英雄側で勝てたときは仲間と勝利を分かち合えるからどっちになっても楽しいしね。
毎回シナリオも違うし、そのときの楽しみがある。あーまたやりたいなぁ。
丘の上の裏切り者の館は個人的にマップ探索系ゲームのなかで最高の部類になるボードゲームだよ。
マップ探索系が好きだけど丘の上の裏切り者の館はまだやったことないなーってひとは是非やってほしいな。